はじめに
娘まひるが歩んだ中学受験への対応、トラブル、向き合い方などを記載していきます。
まひるは決してお勉強ができる方ではなく、四谷大塚の偏差値で40-45、首都圏模試で50-55くらいの算数が大の苦手な女子です。
小3冬に早稲田アカデミーに入塾し、小5夏に退塾。
明光義塾の個別指導に切り替え、受験を迎えました。
中学受験を控えるパパさん、ママさんに少しでも参考になればと思います。
また中学受験を控える長男はるおの備忘録として。
はじめに家族構成です。
パパ(私)40代会社員
ママ:40代パート
長女:まひる:都内公立小学校に通う小学6年生
長男:かんた:同じく都内公立小に通う2年生
ごく普通の核家族です。
都内城東地区の狭小マンションでひっそりと暮らしています。
少しずつですが、投稿していきたいと思います。
いきなりテキスト変更。新小学問題集って?
コロナの緊急事態宣言も落ち着いたころ、明光義塾では教室長の異動により、講師は日替わり大学生アルバイト。
親の不安は増すばかりでしたが、まひるは聞きやすい環境に慣れたのか、学生アルバイト講師との関係性も良いみたい。
日替わりと書きましたが、数名(多分3-4名)の大学生講師が見てくれていて、授業の引継ぎや課題などもうまく共有いただいているようでした。
そんな中、アルバイト講師からまひるに、予習シリーズのテキストは難易度が高すぎる。
新小学問題集というテキストでやろう!といきなり声掛け。
まひるが家に帰ってきて聞いて驚きました。
今まで小4から予習シリーズを使ってきて、私パパもそれなりにテキストの構成とかは見てきたつもりでした。
この時期に?なんで?
慣れ親しんだ予習シリーズを捨てることに納得がいかず、明光義塾の教室長、エリアマネージャーと面談しました。
結論、現状の習熟度、目指す学校では、予習シリーズは必要ない。
新小学問題集という塾向けのテキストで進めることに。
新小学問題集(新小問と言ったりするみたい)は塾向けというだけあって、とてもシンプルです。
構成もわかりやすいし、難易度もかなり抑えています。
予習シリーズの基本問題よりさらに1~2段低いレベル感。
ここまで落とさなくちゃいけないのか、と少し気落ちしましたが、
娘のためのベストと考え、同意、選択しました。
算国理社の4教科を新しいテキストに移行します。
新小問のテキストでは、今まで習ってきた単元のすべてが6年生の一冊に凝縮されています。
確かに、これはこれで分かりやすい。
予習シリーズは学習進行上、同じような単元を4年、5年と跨いで学習しますが、
新小問は、その単元を見ればすべてが書いてあります。
ふむふむと思いながら、私パパはせっせとカリキュラムを作っていきます。
ゆるく志望校選定
そろそろ志望校選定の時期です。
まひるの意向は共学絶対。他は無し。
勝気な性格なので、女子のみの環境ではトラブルを起こすのは自分でも理解しているみたい。
過去でのトラブルも女子となんやかんやが多かった。
ほかは、部活動や校風も希望無し。
こんなもんかと思いながら親としては、通える距離・時間。
できれば学食がある。
大学進学率が高い。MARCH以上に多く進学している。
校舎がきれい。
生徒がイキイキとしている。
英語教育が充実。
などなどをチェックポイントに挙げてきました。
5年生のころから学校公開や文化祭、合同説明会などに足を運び、イメージを膨らませ、何校かピックアップ。
2020年は軒並み文化祭や学校公開が中止、オンライン実施となりました。
やはり実際に足を運んでみないと雰囲気は掴めません。
広尾学園、開智日本橋、順天、東洋大京北、安田学園、かえつ有明あたりを想定していました。
広尾学園:ビッグチャレンジ校。文化祭の雰囲気や生徒の積極性◎
開智日本橋:通学しやすい距離
順天:ちょっと遠い
東洋大京北:校舎キレイ
安田学園:近い。自転車でも行けそう
かえつ有明:バスで一本。寄り道するところがないので親は安心
東京の東エリアは西エリアと比べると私立中学が少ないんです。
そして首都圏模試偏差値で55-60くらいの共学となるとかなり絞られます。
一旦はこれらの中学を目標に受験勉強を進めることになりました。
明光の教室長が異動に。一抹の不安が。そしてコロナ
まひるも順調に明光に慣れていき、年度末に差し掛かったころ、教室長が異動されるとの一報が。
今まで丁寧に見てくださり、まひるの状況だけでなく、ウチの意向も組んでくださっていただけにショックでした。
新しい教室長にもうまく引き継いでいただいたようで、さらにエリアマネージャーも一緒になってカウンセリングやスケジュール設計などにも取り組んでくれました。
個別指導は手厚い!
そんな中、コロナがやってきます。
明光義塾では、4月の緊急事態宣言時は休講になり、一部オンライン授業を取り入れます。
ウチはオンラインでは聞きたいこともうまく聞けないだろうとの推測から、お休みし、完全家庭学習に切り替えました。
この頃からパパ作成の月間スケジュール表を教室長やエリアMGRに共有するようになります。
明光義塾に通ってからの勉強サイクル
早稲アカでは4週ごとに組み分けテストがあったため、
4週間の授業内容や予習シリーズ、問題集を解きなおすなど、スケジュール立ても簡単でした。
明光義塾では定期テストなるものが無いため、首都圏模試をターゲットに勉強しました。
WEB上にある出題範囲から、テキスト(予習シリーズ)の範囲を確認し、月間スケジュールに落とし込んで勉強。
首都圏模試の過去問題集も2年分購入し、模試の1週間前と2週間前に実施するようにしました。
首都圏模試のレベル感は早稲アカの組み分けテストと比べると数段簡単かと思います。
予習シリーズの基本問題が理解できていれば、8割は取れます。
まひるは、明光に移って少しずつ消化していますが、まだまだ一人で解答を導くにはおぼつかないレベル。
首都圏模試の偏差値は2科で47~57くらい、4科だと45~55くらいでした。
早稲アカの偏差値は38-~50くらいでした。
明光義塾に通い始めて
小5の秋から明光義塾に通いました。
早稲アカと違い、先生との距離が近い。
まひるにとっては、質問しやすいようで、良かったようです。
理社は一旦は自宅学習とし、明光では算国のみを受講しました。
算数を週に2コマ、国語を1コマでリスタートです。
塾代はざっくり1コマ3000円くらい。他に教室維持費など諸々を毎月お支払いします。
通常でしたら講師は日替わりのアルバイト大学生ですが、
早稲アカの経緯も話していたため、ほとんどの授業は教室長に登板いただいていました。
これもまひるにとってはプラスに働き、慣れた先生+質問しやすいということで、
前向きに勉強に取り組むことができました。
また当然ですが、個別指導なので、その子その子に合わせた学習スケジュールで進めます。
まひるの場合は、早稲アカで理解しないまま進んでいたので、小4からリスタート。
穴だらけの知識を少しずつ埋めていきます。
学習スピードとしては、早稲アカよりだいぶ遅くなりましたが、親も安心して任せることができ、鬼コーチパパから口を出されないため、まひるの性格も穏やかになっていきます。
早稲アカ退塾から明光義塾に通うまで
小5の夏休みをリセット期間と位置付け、勉強の量を大幅に減らし、家庭学習を続けました。
この期間に中学受験をするのか、塾はどうするのかをまひるを交えて話し合いました。
結論は、中学受験は続けたい。
ただ、集団塾はついていけないので、個別指導の塾の方が合っているのではと考え、自宅近辺の個別指導塾をピックアップ。
ネットで検索し、通える範囲の下記4つを選びました。
ネットから面談希望と問い合わせ、パパだけで面談に行きました。
小太郎塾
森塾
それぞれの特色と感想を備忘録とし残します。
●小太郎塾
教室長が一人で指導運営してそうな、補習塾。
中学受験はあまり対応しておらず、やっても学校の勉強で受かるような中学の対策のみ。
教室長が運営に携わり、指導は大学生のアルバイト講師がメイン。
アルバイト講師次第な感じ。
●森塾
ネットからの問い合わせも返信なし
●明光義塾
教室長が運営と学習の指導。
大学生講師がメイン。
東京個別指導学院と違うところは教室長がベテランで自ら指導してくれるとのこと。
コスト的にも東京個別指導学院よりやや安く、融通がききそうな、明光義塾を選択しました。
なお、テキストは慣れたものが良いとのことで、引き続き予習シリーズを使うことになりました。
家庭環境を壊してまでの受験はしたくない、何が何でも私立中学に行かせたいというわけではなく、地元の公立中でも良いとはっきり伝え、明光義塾でリスタートです。
副教材としてスタディサプリを導入
早稲アカを辞め、夏休みはリハビリ期間と設定し、自宅学習オンリーに。
個別指導の塾を選んでいましたが、理社も受講するとコスト的にエライことになることが分かりました。
早稲アカも決して安くはありませんでした。同じコマ数を取ると、プラス1-2万。
それならばと、オンライン授業という選択肢を検討し、スタディサプリが検索にヒットします。
スタディサプリとはリクルートが出しているオンライン授業です。
双方向ではなく、ビデオ授業。東進ハイスクールもそんな感じですよね。
有名?な先生が分かりやすく教えてくれます。
テキストもダウンロードしてプリントアウトすればOK。
年間2万円位なコスト感でお得に感じました。
まひるにやらせてみると、確かに教え方もうまい。
まひるも画面の中の講師に引き込まれながら授業を受けています。
学習難易度は2種類あり、学校授業コースと受験対策コース。
どちらも見放題です。
主に理科社会に絞って受講しましたが、理解が難しい単元(理科の
化学系単元)は学校コース→受験コースと2段階に。
結果、夏休みにカリキュラムを組んで理科と社会の小4~6年くらいは全網羅。
これが身についてくれれば良いのですが。
早稲アカ退塾
いくらやっても学力は上がらず、組分けテストの偏差値も40-50あたりをウロウロ。
次の組分けテストの偏差値が50に届かなかったら、早稲アカを辞めるとまひると約束していました。
塾、家でも閉塞感を感じ、学校がはけ口となって、口調がさらにキツくなって、お友達との人間関係も悪化の一途。
そして小5の夏前に事件勃発です。
お友達との口喧嘩の末に、〇〇ちゃんなんて死んじゃえ、と言ったとのタレコミが。
言った言わないを問い詰めて、まひる本人も概ね認め、相手に謝罪しました。
たかが中学受験のために、性格が曲がり、友達がいなくなり、家族の雰囲気も悪くなりました。
この出来事が決定打となり、夏期講習前に早稲アカを退塾。
辞めるときは早稲アカ電話、事務の女性に連絡し、用紙に署名、判子であっさり手続き完了。
特に引き止められることもなくでした。
早稲アカ先生との面談
中々成績が伸びないまひるさん。
早稲アカでは、定期的に個別面談がありました。
先生から子どもの現状や勉強方法について話があり、親と目線を合わせる機会です。
先生は、ちゃんと向き合ってください、中学受験未経験の親としては大変助かりました。
授業で理解できない、パパ授業をやっているとお話したら、塾の前に予習をやったほうが良いとアドバイスをもらいました。
実践しましたが、やっぱり授業では理解できない、応用が全くきかないと状況は変わらず。
結果論ですが、早稲アカの難易度、スピード、ボリューム全てについていけなかったのです。
先生は良い講師だったと思いますが、教材、テストなどなメソッドが、難関校受験生のメソッドでした。
先生も商売なので、何とか辞めないように、手を尽くしてくれました。
小5の全体説明会では、この時期に個別指導に切り替えるお子さんもいますが、ここが正念場です、との話もありました。